
液体Arの原子間距離
液体Arの原子間距離
大学の課題で、液体アルゴンの密度とファンデルワールス半径、アボガドロ定数を与えて、「原子間の距離を求めよ」というものが出ました。
ところが計算してみたところ、
、原子の中心間距離がファンデルワールス半径の2倍より短くなってしまい原子間距離が負の値になってしまうのです。
私の考え方が根本的に間違っているのか、それともこれであっているのか...どなたか御指摘くだされば幸いです。
投稿日時 - 2009-04-26 23:30:03
#1です。
>原子の中心間距離がファンデルワールス半径の2倍より短くなってしまい ・・・・(1)
>原子間距離が負の値になってしまうのです ・・・・(2)
(1)は計算の仕方によっては起こるかもしれません。#3の計算でも0.19nmが0.18nmときわどく逆転しています。これは1原子当たりの空間を立方体で考えて距離を出したからです。固体の時の最密構造(hcp)が液体では少し緩んでいるとして出せば逆転は起こりません。
理科年表には固体の密度(-233℃)1.65g/cm^3、液体の密度(-183℃)1.374g/cm^3という値が載っています。
ファンデルワールス半径0.191nmは固体(hcp)のときのものです。
液体では密度が小さくなっていますから距離が大きくなっています。
少し距離の大きくなったhcpであると考えると密度の比の3乗根をかけて0.191*1.06=0.202nmとなります。
液体ですから結晶構造は崩れています。でも最密構造に近い形であるだろうという予想は成り立つだろうと思います。最近接の原子の数は12個です。
(2)「原子間距離」と言えば普通は「原子の中心間距離」の意味です。だから「原子間距離の値が負になった」という文章を見ると「?、そんな馬鹿な!」という感想を持つのです。#2のdoc sunday様の回答はそういうものです。私も初めはそう思いました。
でもあなたの書いた「原子間距離」というのは原子と原子の隙間のことなんですね。
#3で出された結果を使うとします。
原子の中心間距離が0.36nmでファンデルワールス半径の2倍が0.39nmですから隙間に相当する部分が-0.02nmになってしまったということですね。
0.36nmという値が構造を無視したものですから#3にもあるように「この程度なら両者の値はむしろ辻褄があっている」としていいものです。
固体の時の密度は与えられていなかったようですが結晶構造と原子の中心間距離がファンデルワールス半径の2倍であることから求めることが出来ます。確めてみてください。
投稿日時 - 2009-04-27 15:53:11
なるほど。原子間距離とは中心間距離のことだったのですか!そういえばたしかに共有結合の解説などの図を見るとそうなっていますね。認識不足でした。こちらの言葉が足らなかったというのに本当にご丁寧な解説をしていただきどうもありがとうございました。
投稿日時 - 2009-04-28 00:38:38
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回答(4)
何をどう計算したのでしょう?
液化アルゴンの密度;1.398 g/cc
Ar原子量;39.948
Avogadro数;6.02x10^23
とすれば、液体1ccで1.398gですから0.035 mol/cc、すなわち、2.107x10^22原子/ccとなります。逆数をとれば一個あたりの容積になり、4.746x10^(-23)cc/原子となります。一つ一つが立方体に入っているとすればその立方体の一辺の長さは3乗根で得られ、3.62x10^(-8)cmすなわち3.62x10^(-10)mです。これが原子の中心間の平均距離とみなせます。
一方Arのvan der Waals半径は理科年表によれば1.91x10^(-10)mですから直径は3.82x10^(-10)mです。たしかに相互間距離よりvan der Waals半径の2倍は大きくなりますが、この程度なら両者の値はむしろ辻褄があっていると思いますが。
投稿日時 - 2009-04-27 13:50:46
すみません。計算過程を書き込むべきでしたね。計算過程、数値ともにそのとおりでした。これで胸をはって課題の提出ができます。ありがとうございました。
投稿日時 - 2009-04-28 00:46:40